結婚5年目、夫婦婦の本音が動き出す

大人夫婦がぶつかりやすい「沈黙の壁」と再スタートのポイント
結婚生活が5年目の頃
「このままの関係でいいのかな?」
「夫の気持ちがわからない」
「家族としては安定したけど…夫婦としてはどうなんだろう?」
という気持ちになりやすいもの。
これは
夫婦が次のステージに入ったということ

5年目は
仕事が本格化
子育てが始まる
家事が負担になる
生活習慣が固定
お互いの疲れが溜まる
こうした負荷が積み重なり
夫婦としての優しさや思いやりが見えにくくなる時期になります。
愛花学オリジナルタイプ別の視点も含めて
結婚5年目に多い5つのすれ違いを解説していきます。
1.「言わなくてもわかってほしい」が増える
会話が減るのではなく、期待が増える
5年も一緒にいると
会話が減っても違和感がなくなります。
その代わり
察してほしい思いが強くなります。
・家事を手伝ってほしい
・疲れを労ってほしい
・感謝してほしい
・ゆっくり話を聞いてほしい
だけど、困ったことに男性は察することが苦手なのです。
●金太郎タイプ
言ってくれれば動くけど
言われないと気づけない
●桃太郎タイプ
察するより自分のことで精一杯
妻の期待が重く感じる
●一寸法師タイプ
生活ルールが固定されるほど柔軟性がなくなる
●浦島太郎タイプ
気づいた時に動くためタイミングのすれ違いが大きくなる
「言わなくてもわかるよね」というのは
5年目の夫婦にとって最大の誤解なのです。
2. 子育て・生活・仕事の負荷が妻に偏りはじめる
妻側だけがマルチタスクになりすぎる
5年目になると
家事や育児の中心が妻に負担をおいやすいもの。
・家事
・育児
・仕事
・スケジュール管理
・家のこと全般
・親族対応
これを全て担うと
妻の心のエネルギーがなくなっていくのもあたりまえなのです。
●金太郎タイプ
頼めばやるが、基本は「まかせた」というスタンス
●桃太郎タイプ
できるのに動かず、妻の疲れを増やす
●一寸法師タイプ
ペースを乱されるのが苦手で動かない
●浦島太郎タイプ
気分で子どもと遊ぶが、家事には不参加
妻ばかりが頑張るという流れができやすいのが5年目です。
3.「家族としての安定」と「女性としての孤独」が交差する
母になった自分と、妻でありたい自分の葛藤
子どもがいる夫婦は
母親としての役割が強くなり
女性として扱われたい気持ちが薄れます。
・触れられない
・優しくされない
・女として見られない
・家族になった途端に距離を感じる
こうした孤独が深まりやすくなるのです。
男性心理では
・家族ができたことで満足
・夫婦の優先順位が下がる
・子育てに口出しできない
・拒否されるのが怖い
●金太郎タイプ
家族がいることに安心しすぎで、夫婦の時間を疎かにしがち
●桃太郎タイプ
自信がなく、女性性の話題を避ける
●一寸法師タイプ
ペースを乱す話題が苦手
●浦島太郎タイプ
女性として向き合うより仲の良い家族でいたい
家族としてのあなたは満たされても
女性としての部分が置いてけぼりの時期です。
4. レス・触れ合いの低下が「普通」になっていく
最初の違和感を放置すると、5年目で定着する
セックスレスは意図してそうなるのではなく
生活の中で自然と距離ができる
ことが、多くの原因です。
・疲れ
・寝落ち
・生活リズム
・子どもの生活時間
・気力
この小さなすれ違いが積み重なると
セックスレスが生活の一部になってしまいます。
●金太郎タイプ
可愛げがないと嫌で避ける
●桃太郎タイプ
自信低下で逃げる
●一寸法師タイプ
急な誘いに対応できない
●浦島太郎タイプ
気分やタイミングが合わないと避ける
セックスレスは
夫婦喧嘩のような爆発ではなく
じわじわと夫婦の間に距離感ができてしまうのも5年目の特徴です。
5. 男性は「自分の居場所」を強く求め始める
家庭に安心したからこそ、外の世界の時間が増える
結婚5年目は
夫が、仕事・趣味・一人時間に
気持ちを向けやすい時期でもあります。
妻からすると
「私より外の世界の方が大事なの?」
と感じやすいもの。
でも男性心理では
・家族ができて責任が増えた
・だからこそ息抜きが必要になる
・家庭は大事だが、外の世界でバランスを取る
・安心しているからこそ自分のペースに戻ってしまう
●金太郎タイプ
仕事中心になり、家庭が疎かに
●桃太郎タイプ
妻に感情的に向き合うのが苦手で、外に逃げる
●一寸法師タイプ
一人の空間がないとストレスが溜まる
●浦島太郎タイプ
束縛が苦手で、自由を求めがち
これを愛情の低下と捉えると悪循環になりますが
夫が夫としての役割に慣れた証拠です。
最後に
結婚5年目は、夫婦関係が大きく変わる前の転換期
妻は頑張りすぎて疲れ
夫は自由を求め
家庭は安定するのに
夫婦の距離は少しずつ開く
そんなアンバランスが起きやすい時期でもあります。
ここで大切なのは
今見えている夫のダークな部分は
夫婦としての役割が固まりきっていないだけであって
愛情が減ったわけではないということ。
結婚5年目の壁を越えると、絆が深まり
夫婦は深い安心に包まれます。
そしてもうひとつだけ、大事なお話を。
ここでお伝えしている5年目の「あるある」やタイプ別の特徴は、あくまでも
「こうなりやすい傾向」であって
すべての男性・すべての夫婦が当てはまるという意味ではありません。
同じ金太郎タイプでも、環境や経験によって出方は違いますし
桃太郎タイプでも、しっかり向き合おうと努力している男性もたくさんいます。
だから、この記事を読んで
「うちの夫はやっぱりダメなんだ…」と決めつける材料ではなく
「こうなりやすい時期なんだな」「こういうクセがあるのかも」と
少し距離を置いて眺めるためとして使ってもらえたらうれしいです。
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