外の顔・本来の顔・心軸
3つがそろって、夫婦は動き出す

すれ違いの始まりは「違いに気づかないこと」から
夫婦は他人
そう分かっているはずなのに
旦那さまを目の前にするとつい忘れてしまうこと、ありませんか?
思い通りにいかない
分かってほしいのに分かってくれない
期待していたのに裏切られた気がする
そして気づけば、旦那さまに対してイライライラ(怒)
・結婚したんだから
・夫なんだから
・お父さんになったんだから
・男なんだから
さまざまな「〇〇であるべき」が積み重なり
思い通りにいかない現実に、心は摩耗していきます
でもそのイライラの奥には
すれ違いのはじまりに気づくヒントが隠れていることもあるのです。
外面タイプと本来の性格のギャップ
夫婦修復の最初の一歩は
「違いに気づくこと」
よくある男女の違いだけでなく
もっと繊細な、性格の違い気づくことがとても大切
でも、性格タイプ診断を使っても、うまくいかない夫婦もいます。
それは「見ているのが外面だけだから」なんです。
多くのタイプ診断は「社交的」「真面目」「自由人」など
外の顔=よそゆきの自分をベースにしています。
職場での振る舞い、ママ友への対応、ご近所との関わり。
そこには社会性があり、演じられる自分がいます。
でも、夫婦は違います。
家の中という安心できる空間に戻ったとき
人は「本来の性格」が顔を出します。
これは、見た目にもあらわれます。
たとえば
・がっちりした骨格と強い目力タイプ
・猫背気味で線が細く、整えすぎた服装をするタイプ
・ぽっちゃり気味な体型で、理屈っぽい話し方をするタイプ
・柔らかい雰囲気とニコニコ笑顔が特長のタイプ
この地の性格こそが
実は夫婦関係の摩擦の源になって、本当の夫婦の課題を生み出します。
例えば
結婚した頃は「頼りがいがある」と思っていた夫が
いつの間にか「勝手に決める人」になっていた。
それは、相手が変わったのではなく
本来の性格タイプの裏側が顔を出しただけなのかもしれません。
▶︎POINT
・結婚当初に惹かれたのは「外の顔」
でも夫婦生活で出てくるのは「地の性格」
・相手の外面に惹かれて結婚しても、本来の性格が夫婦生活では出てくるもの
変わったのではなく裏の顔が出ただけのことも多い
・タイプ別に良さの裏返しがあり
好きになった理由が嫌いな理由にも変わるんです
好きだったのに、どうしてこんなに苦しいの?
「昔はあんなに優しかったのに」
「なんでこんな人になっちゃったんだろう」
「こんなはずじゃなかったのに」
関係がうまくいかなくなると
多くの人がこう思い始めます。
でも、もう一度思い出してみてください。
結婚を決めたあのとき、どこに惹かれましたか?
引っ張ってくれる安心感?
優しく聞いてくれる穏やかさ?
自由で楽しそうなところ?
その「好きだった理由」が、 今は「苦しい理由」になっていること、ありませんか?
好きだった | 今は苦しい | 本当の気持ち |
頼りがいがある | 勝手に決める人 | 一緒に決めたかった |
優しい | 何を考えてるかわからない | 気持ちを知りたかった |
自由で楽しそう | 責任を取らない | 安心したかった |
真面目で誠実 | 頑固で融通がきかない | 柔軟に向き合ってほしい |
実はこの「紙一重の変化」こそが
すれ違いの正体
相手が変わったんじゃないんです。
あなたの期待と、現実との間にギャップが生まれたんです。
ほんとうは
「一緒に決めたかった」
「ちゃんと向き合ってほしかった」
「がんばってるのに気づいてほしかった」
「甘えたかった」
そんなほんとうの気持ちが
怒りや失望の下に眠っているのかもしれません。
▶︎POINT
・「夫が変わった」のではなく、期待と現実がズレただけ
・怒りや苦しみの下には、ほんとうの気持ち・願いがある
潜在意識が選んだ恋、だからこそ書き換えが必要
好きになった理由は、あなたの中の「こうなりたい」「これが足りない」を
無意識に補ってくれる存在だったのかもしれません。
でも、いつしかその補いは苦しみに変わっていきます。
なぜなら
本当の自分の願いに気づく準備が整ってきたから。
「甘えたかったのに、我慢してきた」
「一緒に決めたかったのに、合わせるのが当たり前だった」
それは、今の夫婦関係だけでなく
子どもの頃からの自分辞書が書いたストーリーなのかもしれません。
たとえば
「甘えたかったのに、我慢してきた」
それは、幼い頃にお母さんに言えなかった想いかもしれない。
「一緒に決めたかったのに、決めてもらうのが当たり前だと思ってた」
それは、自分の意思より誰かに合わせるのが普通だった家庭で育ったのかもしれない。
潜在意識の中には
「愛されるには、我慢しなきゃ」
「期待される自分でいなきゃ」
という思い込みが、長年蓄積されています。
そして、その思い込み通りの現実を
わたしたちは、無意識に再現してしまうのです。
▶︎POINT
・潜在意識の思い込みが「我慢こそ愛」と刷り込んでいた
・すれ違いは、気づきと書き換えのチャンス
・相手を責める前に「自分の本当の気持ち」に気づけたら変わり始める
なぜ、わかり合えないのか?
「言ってるのに、伝わらない」
「同じ空間にいるのに、心が通じていない気がする」
そんなすれ違いの根本にあるのが
心のスイッチの違いです。
愛花式では、人が行動や反応を起こすベースに
4つの「心の軸」があると、新たに独自の研究で分かりました。
たとえば、夫婦のやりとりで
妻が「最近、会話が減ったよね」と感じていたとしても
旦那さまの心の軸タイプが感じやすいタイプでなければ
その心の距離には気づいていません。
逆に、妻が「同じ気持ちを感じて欲しい」タイプだったとしても
夫が動かないとわからないタイプなら
「察してよ…」は、完全にすれ違ってしまうのです。
さらに、この心の軸タイプは
「性格タイプ」と組み合わさったときに
より強く反応の癖として出てきます。
たとえば
金太郎タイプ X ◯△軸タイプ:決めつけが早く、説明を聞かずに動く
一寸法師タイプ X △◯軸タイプ: 感情より理屈。納得できないと黙る&拒否する
桃太郎タイプ X〇〇軸タイプ:空気を読みすぎて、逆に裏をかく。疑い深く支配的に
浦島太郎タイプ X △△軸タイプ:気分次第、言葉がなくても察してほしいスタンス
心の軸タイプ× 性格タイプのズレが起こすすれ違い例
「ちゃんと説明してから動いてほしい」
△△軸妻vs 金太郎タイプ
「もっと気持ちに寄り添ってほしい」
△△軸妻 vs 一寸法師タイプ
「話し合いたい」妻に対し、無言で逃げる夫
△△軸や、一寸法師タイプに多いパターン
人は、自分の軸でしか愛を表現できないんです。
でも、それが相手にとっての愛の入り口と違えば、届かない。
どれだけ一生懸命でも、心の入り口が違えばすれ違う
それが、夫婦の深い葛藤の正体なのです。
▶︎POINT
・夫婦の「わかり合えなさ」は、性格ではなく心の軸の順番の違い
・性格タイプ×心軸タイプで、反応のズレが起きている
・心軸タイプを知ることで、「届かない」から「届く」へ変わりはじめる
このふたりのズレに気づいたとき、関係は一気にラクになります。
ここで大事な男心の視点
実は、男性は「感情より役割」で動く生き物
・感じても言葉にできない
・言われないと気づけない
・平気なフリしてるけど、心の中は傷ついていることも
「ちゃんと話して」と言われても
どうやって話せばいいかが分からないのが、男心です。
男にとっての愛は、言葉より「行動」「役割」「結果」
だからこそ
「ありがとう」「さすがだね」のひとことが、心を動かすスイッチになることもあるのです。
再構築のヒント|届かない愛を、届く言葉に変える
すれ違いが深まると
「もう何を言っても無駄なんじゃないか」
「話し合う気力さえ残っていない」
そんな気持ちになるかもしれません。
でも、大丈夫です。
関係を立て直すには、全部を変える必要はありません。
まずは、小さな言葉のかけ方からでいい。
夫のタイプと心の軸タイプを知ることで
「どんな関わり方が心に届きやすいか」が見えてきます。
タイプ別の言葉がけ・関わり方のヒント
金太郎タイプ × △△軸型
指示されるのは苦手。自分が選ぶ側でいたい。
「あなたに任せたいと思ってる」
「さすがだね、やっぱり決断力あるね」
一寸法師タイプ× △△軸型
感情論より、筋道が必要。沈黙は考えてる証拠。
「どう思ってるか、聞けたら嬉しいな」
「私の考え、ちょっとだけ聞いてもらってもいい?」
桃太郎タイプ× △△軸型
外ヅラを気にする。責められると被害者モードに。
「一緒に悩めたら嬉しいな」
「本当はどうしたかったの?」
浦島太郎タイプ × △△軸型
空気で感じ取る。重くなると逃げたくなる。
「最近どうしてる?」のような軽さから入るのがオススメ
「ちょっとだけ話せたら嬉しいな〜って思ったよ」
このように、性格タイプや心軸タイプを意識して
届く形に変えてあげるだけで、関係はグッと変わっていきます。
感情の書き換えアクション
感情や思い込みは、書き出して可視化することで変化します。
たとえばこんな風に
「なんで手伝ってくれないの?」
これは責めの言葉として届きます
それを、主語を「わたし」に変えてみる
「わたし、疲れてたんだな」
「ちょっとでいいから、手を貸してほしかった」
「一緒にやってくれたら嬉しかったな」
これが、潜在意識の書き換えの第一歩。
思考を変えると、言葉が変わり
言葉が変わると、現実が少しずつ動き出します。
気づいたとき、ふたりの物語は動き出す
「もう無理かもしれない」
そう感じるときこそ、心の奥に眠っていたほんとうの気持ちが顔を出しているサインです。
外の顔、本来の性格、そして心軸
この3つがそろったとき、関係は驚くほどスムーズに動き出します。
今、すれ違ってしまっていても大丈夫。
届かなかった想いが、ちゃんと届く関わり方に変われば
夫婦はまた、心も体もつながっていけるのです。
そして、今回のコラムの中で登場した
「好きになった理由が、嫌いになる理由に変わるとき」
捉え方が変わって嫌いになって、夫婦仲が拗れたなら
まだ改善する方法はいくらでもあります。
初心の気持ちを思い出しただけで修復をした女性もたくさんいます
そこで
▶︎ タイプ別・30パターンの紙一重になる愛をリストにしました
あなたの好きになった理由と嫌いな理由を照らし合わせて見てね
男性タイプ別を使いながら修復をしていきたい
再構築を目指す方は
▶ 夫を愛妻家にする愛妻教室ベーシックコースでは、男性タイプを活用した
夫婦愛の関わり方を実践形式で学び再構築をしていただけます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
また愛花らんどでお待ちしていますね♪
愛花より愛と感謝を込めて