夫に「反省してほしい」という想いが消えない理由
この記事にある婦再構築で誰もがつまずきやすい「10の壁」
1.夫に「反省してほしい」という想いについてお届けします
夫婦再構築の道を歩き始めた女性の多くが
最初にぶつかる壁があります。
それが
- 「夫にもっと反省してほしい」
- 「しっかり謝ってほしい」
- 「私の痛みを分かってほしい」
という想いです。
表面的には夫婦関係が仲良くなったように見えても
心の奥にあるこの気持ちがふと顔を出し
- またイラっとしてしまう
- 優しくできない自分に落ち込む
- 些細なひと言にモヤッとする
そんな心のブレを繰り返してしまうんですよね。
「本当に反省してる?」
「何事もなかったみたいに振る舞わないでよ…」
と思ってしまうのも、本当にあたりまえなんです。
ここから、この気持ちの正体と
どう扱えば再構築が前に進むのかを丁寧にお話していきますね。

なぜ「反省してほしい」と強く思うのか?
結論から言うと
あなたの心が、まだ報われていないと感じているから。
浮気、モラ的な言動、無視、冷たさなど
心が安心じゃなかった時期を経験した女性ほど
この感情が強く出ます。
女性の心は、出来事よりも
- その時に感じた痛み
- 心の傷
- 不公平感
- 置いていかれた感覚
を強く覚えています。
だから旦那さまが普通に振る舞っていても
- あの時の苦しさ
- あの言葉の痛み
- あの裏切られた感覚
これらの記憶がまだ、あなたの中で整理されず
心の中で
「まだ終わっていないよ!」
とSOSを出している状態なんです。
報われていない感覚がある限り
どんなに優しくされても
どれだけ会話が増えても
心は完全には安心しません。
だからこそ、また不安になるたびに
謝ってほしくなるんです。
夫の謝罪では癒せない部分がある
ここは、とても大切なポイントです。
「じゃあ夫が何回謝ればいいの?」
という疑問が出てきますよね。
不安が顔を出した瞬間
- また謝ってほしい
- また寄り添ってほしい
- 「あんなたが一番大切だよ」と言ってほしい
そう思うのは当然です。
安心したいから。
でも実は、心の深い傷は
夫の謝罪だけでは癒えないんです。
なぜなら
傷は夫の行動によってついたけれど
癒せるのはあなたの心が守られている状態だけだから。
旦那さまが10回謝ってくれても
あなたの心の「安心領域」が戻っていなければ
謝罪の効果は、ほんの一瞬で切れてしまうんです。
すると、また不安が出て、また謝ってほしくなる。
でも…
ここで女性が知らない大切な現実があります。
「謝罪」は夫にとって何度も言うほど苦しくなる
最初は心から謝っていても
3ヶ月、半年と続くと
- 申し訳なさ
- 無力感
- 罪悪感
- プライドの崩壊
これらが積み重なって
男性はだんだん、心が凍り始めるんです
その結果生まれるのが
スネ夫(黙る・開き直る・逃げる)の誕生
だからこそ
謝罪だけに頼って再構築を進めると
夫婦の絆が尽きてしまいがち。
ここは本当に、女性に知っておいてほしい真実です。
ではどうすればいい?
答えはシンプルです。
1. 心の整理
2. 過去辞書の書き換え
3. 安全な距離の取り方
4. 男性タイプ理解
5. 自分の感情の扱い方
この5つが整った時、
あなたの安心領域が戻ります。
すると
- 反省してほしい気持ちが自然と薄れる
- 謝罪に執着しなくなる
- 「今の旦那さま」を見れるようになる
心がこう変化していきます。
「反省してほしい」は復讐心ではありません
ここ、誤解しやすいポイントです。
「反省してほしい=責めたい」
「謝らせたい=復讐したい」
こう思われがちですが、違います。
あなたが本当に求めるのは
対等でいたいという心の回復です。
裏切られた時
冷たくされた時
悲しい思いをした時
心の対等さが崩れます。
だから再構築の途中で
- 私ばっかり頑張ってない?
- なんで私だけ我慢してるの?
- あなたは傷ついてないの?
と心のブレが出る。
これは悪い反応ではなく
心の回復が始まった証拠です。
男性は「謝ればリセット」と本気で思っている
男心の特徴として
謝ったら解決したと思う
というものがあります。
男性にとって、謝ることは、問題が終わった合図
女性にとって、謝罪は心の傷がまだ残っているかの確認作業
ここに男女のズレがあるんです。
だから
- 夫は「もう解決した」と思って普通に戻る
- 妻は「まだ痛いのに…」とモヤモヤする
このギャップで再構築が止まってしまいます。
だからこそ
タイプ理解(男心理解)は必須なんです。
「反省してほしい」が消えていく瞬間
この感情が自然に薄れるのは
この3つが整ったとき。
1・過去と現在の夫を切り離せた時
「昔の旦那さま」と「今の旦那さま」を別物として扱えるようになると
心の重さが少し軽くなります。
別人のように見えるかもしれません。
でも、そこを切り離せるように俯瞰することで
見える世界も変わります。
2・自分の感情を責めずに扱えるようになった時
「怒っていい」
「悲しんでいい」
「怖かったのは事実」
これを、自分に許可すると
反省を求める気持ちが弱まり、囚われなくなります。
旦那さまに怒る前に、自分で気持ちを受け止めてあげてくださいね
3・安心の積み重ねが増えた時
人の心は、安心の回数で回復するんです。
- 小さな思いやり
- 優しい言葉
- 約束が守られた瞬間
- 態度の変化
これらがあなたの心を満たしていきます。
ただ、男女の違いやタイプの違いによって
思いやりの種類が変わるので
男心や、タイプ別を知っている方が
思いやりが見えてくるようになります。
最後に
あなたが感じている
「反省してほしい」という想いは
執着しているからではありません。
それは
あなたの心がずっと戦ってきた証拠。
その声が出てきた時は、
「まだ守ろうとしてるんだね」と
自分にやさしくセルフハグしてあげてくださいね。
最近は
「夫を責めたらいけない」
「反省なんて求めちゃダメ」
そんな発信も目にするかもしれません。
でも、だからといって
あなたが、全部を我慢する必要は、どこにもない
んです。
我慢は、あなたの心をじわじわと苦しくしてしまいます(涙)
「言わない」が優しさになることもあれば
「ちゃんと伝える」が、ふたりを助けることもあります。
もし今
- 反省してほしい想いを飲み込んでいる
- 怒りや悲しみをどうしていいか分からない
- 我慢ばかりで、心の中がパンパンになっている
そんな状態が続いているなら
ひとりで抱え込まなくて大丈夫。
夫を愛妻家にする愛妻教室では
わたし、愛花が考案したオリジナルミッションを通して
- 我慢の世界から少しずつ抜け出すこと
- 安心して本音を扱える心の土台づくり
- 夫を責め倒すのでも、なんでも許すのでもない「第3の道」
を、一緒に整えていきます。
反省させちゃいけないわけじゃない。
でも、自分をすり減らしてまで「反省させ続ける必要」もない。
その中間地点を見つけるお手伝いが、愛妻教室の役割です。
次回予告|「フラッシュバック・トラウマ反応」の壁
今回のコラムでは
夫婦再構築でつまずきやすい10の壁のうち
第1の壁「夫に反省してほしいという想い」
についてお話ししました。
次回は
第2の壁「フラッシュバック・トラウマ反応」
をテーマに
- なぜ、落ち着いていたはずなのに急に苦しくなるのか
- 脳と心の防衛反応としてのフラッシュバック
- タイプ別(性格タイプ)のすれ違いポイント
- 少しでも楽になるための“心と行動のヒント
を、解説していきますね^ ^
あなたの心が、少しずつ
安心・安全を取り戻していけますように。
ここから一緒に、再構築の後半戦に進んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
少しでも、あなたの愛のお手伝いができたなら嬉しいです。
夫を愛妻家にする男心専門家・愛花より愛と感謝を込めて
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